先日、稲城市役所より講師派遣の依頼を受け、地域自主グループへ伺いました。依頼内容は「腰痛および股・膝関節痛の予防・改善のための運動等に関する講和および指導」で、「体操を効果的にするワンポイント講座」をテーマに、自主グループが日常的に行なっている運動内容を理学療法士の立場からチェックし、機能解剖や運動制御の観点から、より効果的にできるようアドバイスしました。平均年齢80歳の男性グループでしたが、雑談中も笑いが絶えず、皆さん活き活きとしていて、私の方が元気をもらう場面も多くありました。
運動メニューも非常に豊富で、皆さんの健康意識の高さに、情報が行き届いていることを実感しました。一方で、それらを継続的かつ効果的に活用するには、専門家からのアドバイスが必要と感じます。グループが自主的に活動できるよう、程よい距離感でサポートすることが、地域での関わりにおいて重要です。個々をケアすることも大切ですが、グループ単位での介入によって、より効果的なマスアプローチへと繋げていけるよう、今後も試行錯誤を続けたいと思います。
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