iクラブで会いましょう

「iクラブで会いましょう」vol.1 夏の振り返り

こんにちは。広報部の今井です。いつも壁新聞を読んでくださり、ありがとうございます。前回の記事が思いのほか好評で、うれしい反応をたくさんいただきました。そこで今回も、張り切って筆をとり、勝手に連載風に始めてみました。 この紙面が「iクラブらし...
エッセイ

足は口よりも雄弁だ

臭い話ではないので、悪しからず。“人って足元に出るよね”という話を、同僚とよくする。靴(特に踵)に対して無頓着な人に限って、あっちが痛いこっちが痛いと訴える気がする(エビデンスはもちろんない)。簡易的なサンダルで院内や街中を闊歩している姿を...
エッセイ

何か、日本一を目指そう

ある日の帰り道、同僚達から急にそんな話を振られた。リハビリテーション室で最も古株である私は、臨床業務に集中できる土壌を耕してきた。私が入職した頃は随分と自然農法な雰囲気だったが、今では生産性も品質も保証されたファームになったと自負する。生産...
エッセイ

見えないそれを確かめたくて

最寄り駅の改札を抜けて階段を降りると、パステルグリーンのスクールバスがロータリーで折り返していた。見るだけで懐かしさが込み上げる。蒸し暑さはまだ残っていたが、それでも迷わずバス停を通り過ぎた。記憶の中の景色と街並みをすり合わせたくて、歩いて...
活動報告

活動報告 2025.9.12

先日は個別運動講座の第2期初回でしたが、今回は特別に第1期最終回の振替と重なりました。施設空調の故障によって振替日までに空白期間があり、それが夏の暑さとちょうど重なりました。通常は2ヶ月で終了する予定でしたが、振替によって初回から4ヶ月後の...
エッセイ

保護者の眼差し

先日、夏祭り風保護者交流会を無事に終えた。甚平を着た子供達が、かき氷やラムネを堪能したり、ボール投げやゲームに参加して大いに楽しんだ。娘の保育園で行っている自主的な保護者活動、と言えば伝わるだろうか。保護者役員の経験をきっかけに、そのまま保...
エッセイ

趣味という未解決問題

“趣味は何だっけ”問題は定期的に訪れる。5年に1回くらいの頻度だろうか。前々回くらいに「”趣味”という概念で考えてはダメ、”何をしているのが好きか”で考えればよし」と自分の中で結論を出した。そうして解決した事案かと思ったが、また最近ぼんやり...
エッセイ

言葉を探して神経細胞は発火する

しばらく文章を書いていないとすっかり書き方を身体が忘れている。音感がない人間がドレミを気にしたことがないように、言葉を紡ぐことに”いろは”を意識したことはない。そもそも人間の能力に取り扱い説明書もチュートリアルもついていない。酷暑によって各...
エッセイ

未来を手放す勇気

消化しきれない情報量と厳しい暑さに眩暈を覚える。スマートフォンを握りしめたままでいると、いつのまにかフィルターバブルに閉じ込められて心も体も息ができなくなる。例えば、投票に向けて情報を取りにいくと、途端にリコメンドが全て政治にまつわるものに...
読書録

『そして、バトンは渡された』を読んで

本を貸し借りする。母と、義母と、友と。時々、患者と。この本も母から借りて長らく読めていなかったが、返す機会が限られていると読む優先度が高まる。実家に帰省すると手持ち無沙汰になるが、読書はそれを解決するのにピッタリだ。電車で読む時は物語を数行...