エッセイ

人新生を生きる種として

良い意味で平々凡々とした年末年始だった。毎年、普段できないことを詰め込みすぎたり、空いた時間に何かを調べ過ぎたり、時には張り詰めた緊張の糸が切れて体調を崩したり。積んだ積み木が崩れるようなリセットをしていたが、今回は予定通りにゆっくり過ごせ...
エッセイ

初めての救急要請

人生で初めて救急車を要請した。娘は旅行先でテンションが高くなると高熱を出す傾向にある。ここ数年は特に、高熱を出すと解熱と再熱を繰り返して結局2週間くらい保育園を休むことがある。どうやら体質の類に当てはめられる程度のことらしいので、どうするこ...
エッセイ

繭の中で生まれる相対的不幸

『スマホ時代の哲学』からネガティブケイパビリティを知り、そこから趣味を持つことが有用な一手であると学んだ。趣味を通じて何かを育むことは、謎そのもの、または他者、あるいは内なる自分のような存在と対話することであった。そこで趣味について違う角度...
iクラブで会いましょう

「iクラブで会いましょう」 vol.2 みんなの部室

通りすがりの読者の皆さんこんにちは。冬の支度は間に合いましたか?   今年は思ったよりも秋を長く楽しめた気がする一方で、気づけばもう12月で、突然冬が訪れてきたような気分です。今年を振り返る頃にはもう来年を迎えそうですね。さて、2025年は...
読書録

「スマホ時代の哲学」を読んで

「スマホ時代の哲学」を読み、学びをアウトプットした。読めば読むほど、紹介するのが難しい本だった。表面をなぞるだけなら至極簡単で、「要はスマホ(SNS)の使い過ぎに気をつけて、代わりに趣味に没頭しよう!」という話だ。“要は”、ね。要した結果で...
エッセイ

秋は短し走れよおじ

夏と冬の短い隙間を洗い流すように雨が降る。わざわざ秋を謳歌するタイミングを見計らっているようだ。先日も、保育園に通う娘の運動会だというのに雨だった。ただ、近隣の小学校の体育館で実施され安堵した。プログラムも年々と運動会らしくブラッシュアップ...
iクラブで会いましょう

「iクラブで会いましょう」vol.1 夏の振り返り

こんにちは。広報部の今井です。いつも壁新聞を読んでくださり、ありがとうございます。前回の記事が思いのほか好評で、うれしい反応をたくさんいただきました。そこで今回も、張り切って筆をとり、勝手に連載風に始めてみました。 この紙面が「iクラブらし...
エッセイ

足は口よりも雄弁だ

臭い話ではないので、悪しからず。“人って足元に出るよね”という話を、同僚とよくする。靴(特に踵)に対して無頓着な人に限って、あっちが痛いこっちが痛いと訴える気がする(エビデンスはもちろんない)。簡易的なサンダルで院内や街中を闊歩している姿を...
エッセイ

何か、日本一を目指そう

ある日の帰り道、同僚達から急にそんな話を振られた。リハビリテーション室で最も古株である私は、臨床業務に集中できる土壌を耕してきた。私が入職した頃は随分と自然農法な雰囲気だったが、今では生産性も品質も保証されたファームになったと自負する。生産...
エッセイ

見えないそれを確かめたくて

最寄り駅の改札を抜けて階段を降りると、パステルグリーンのスクールバスがロータリーで折り返していた。見るだけで懐かしさが込み上げる。蒸し暑さはまだ残っていたが、それでも迷わずバス停を通り過ぎた。記憶の中の景色と街並みをすり合わせたくて、歩いて...