先日、稲城市民を対象にした個別運動講座第二期の最終回でした。
計3回の講座を経て、受講者の方々が驚くほどに姿勢改善していて、改めてシンプルな運動を適切に入力するだけでも効果は充分なのだと気づかせてもらいました。
あるご婦人は股関節の運動を取り入れたことで、自転車で登れなかった坂道が登れるようになったらしく、「あれは何の筋肉が鍛えられるの?なんであんな簡単な運動で私は坂道も登れるようになったの?」とその効果を驚かれてましたが、それこそが局所的な筋や関節機能ではなく、全身で動けるようになったということなのかと思います。
言葉にすると難しいことこそ、運動を通して身体で学ぶ事が大切なのです。
理学療法士が病院のベッド上でただただ施すのではなく、対象者の能動的な運動変化を促せることがやはり大事だと思いました。
武器はいつだって評価であって手技ではない。
理学療法士の専門性をまた一つ実感できました。
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