Ryomai

エッセイ

出来ることから

2024年。今一度、自分に出来ること、やるべきことを確認する。目を背けたくなる程の悲しい出来事に対して、個人に出来ることは限られている。限られてるからこそ、大きな出来事をどうにか受け止めて、そして小さくも個人に出来る行動に繋げていくことが大...
エッセイ

滑走路を走るあの飛行機のように

なんとなく保育園生活は親子にとっての日々をイメージするが、小学校生活はもう完全に子供のものであるという認識がある。少しずつ手を離していく。少しずつ手が離れていく。数ヶ月前に青葉混じる桜を一緒に見た息子が、もうすぐ小学生になる。それが未だに信...
読書録

『さみしい夜にはペンを持て』を読んで

【海の学校に通うタコのタコジローと、公園に出没するヤドカリのおじさんが出会い、物語は進む。学校に馴染めないタコジローは、家庭でも親に気を遣われ、自分が自分らしく在れる場所を失っている。そんなタコジローにヤドカリのおじさんは日記を書くようにす...
活動報告

【活動報告】個別運動講座 第2期

先日、稲城市民を対象にした個別運動講座第二期の最終回でした。計3回の講座を経て、受講者の方々が驚くほどに姿勢改善していて、改めてシンプルな運動を適切に入力するだけでも効果は充分なのだと気づかせてもらいました。あるご婦人は股関節の運動を取り入...
エッセイ

イズムを燃やして

先月、イズムを探した講演が終わった。よく知る仲間や、お世話になった恩師、そして初めて見る後輩達に見守られながら、理学療法士としてありふれたキャリアを振り返った。"立派な理学療法士になりたい"あの日交わした約束はどれほど近く、はたまたどれほど...
エッセイ

イズム 〜その時を待ちわびて編〜

私達の存在が誰かにとっての希望となり、灯りとなり、その足元を照らせるように。そのために学び、教え、繋がり、受け継いでいく。私のGPSナビには星野源とオードリー若林がいて、いつも私に現在地と行先を示してくれる(ナビゆえ支障が出ることもしばしば...
エッセイ

イズム 〜友達編〜

友達とはたらく未来を想像したことがあるだろうか。少なくとも私はない。しかし、事実は小説よりも奇なり。私は今現在、友達と働いている。大学時代に友人と初日の出をよく見に行った。と言っても実際は数回だが、よく行った気がする。レンタカーを借りて、大...
エッセイ

イズム 〜師匠編〜

今日日、師匠なんて単語を会話の中で使う人はいないが、とどのつまりメンターのことで、最近の迷える子羊を導く系の本には「メンターを持て!!」と堂々と書かれている。技術職だから"メンター"というよりは"マスター"か、と思うが、やっぱり"師匠"の方...
エッセイ

イズム 〜臨床最前線編〜

実習でお世話になったK先生のことを少し話そう。渡航先として九州へ渡った私を指導してくれたK先生は当時既に、県士会会長という肩書きもありながら、病院のリハビリテーション科をまとめ、休日には勉強会を開催し、そして何より患者さんに好かれ、寄り添う...
エッセイ

イズム 〜新人時代編〜

2011年の4月に理学療法士になった。理学療法士として歩み始めたあの頃を思い出す。同期はいなかったが、先輩に恵まれた環境で、仕事だけでなく、社会人としての基本も学んだスタート地点である。講演会で自分の過去について語るため、新人時代に書いてい...