Ryomai

エッセイ

ビッグヒストリー

遥か彼方の宇宙や歴史に想いを馳せることで、身の回りの世界が小さく感じることはよくあることだ。138億年というビッグヒストリーにおいて、45億年前に太陽と地球が誕生し、40億年前に海ができ、38億年前に生命が誕生した。生命は自然選択に基づく「...
エッセイ

先輩風3

久しぶりに後輩夫婦に会った。そういえば後輩との飲み会における先輩の振る舞いについて、反省ノートよろしく、反省エッセイを残したなと読み返してみたら、まずは時の早さにおののいた。そうだ、初めて「正しい先輩風の吹かせ方」の難しさを認識したのはコロ...
エッセイ

炎天の昼下がり、その隙間で

台風が過ぎてもなお、電車も街もまだまだ人数が少ないことから、世間の夏休みは継続中であることが窺える。何事もなく仕事を終えた、土曜日の昼下がり。穏やかな気持ちを蒸発させるほどの強い日差しから身を隠す様に日陰をたどり、近くの本屋へと逃げ込む。地...
エッセイ

デザインの芽と眼

いつまでも慣れない暑さの中、いつまでも慣れない表参道を歩いた。非日常的すぎて馴染めない街の中にあるギャラリーへ。デザインを学ぶ知り合いが作品を展示したので、それを見届けてきた。進路を見てきた立場としては「授業参観の親心」と言ったら怒られるだ...
読書録

『シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成』を読んで

『もうそろそろ、人に未来を聞くのはやめよう。そしてどんな社会を僕らが作り、残すのか、考えて仕掛けていこう。未来は目指し、創るものだ。(シン・ニホンより)』この国はどこへ向かうべきか、そのための指針が書かれた本。書かれた時期は2019年の秋頃...
活動報告

自作ラジオを始めた

あの日、受け取った”お守り”を握りしめながら始めた手作りラジオ。試行錯誤さえ楽しくて、別にこのまま誰にも届かなくてもいいやなんて思ったり。でも、それじゃ”お守り”を次へ託すことはできないから。合う人に会うために。どこまで届くかわからないけど...
エッセイ

ミーム(MEME)

しばらく運動していないと身体が鈍る様に、言葉も定期的に吐き出していかないと頭が鈍り、思考が腐っていく様な気がする。時には簡単に口にせずに発酵させた方がいいこともあるが、さりとて珍味ができあがる可能性が高い。まぁ酒の肴にはなり得るかもしれない...
エッセイ

Blues Drive Monster / Radio Monster

ラジオがやりたい。ここ数年ずっと思っている。”ラジオリスナー”じゃなくて、”ラジオパーソナリティー”の方を。ほんの少しだけ自由に使えるお金と時間を手に入れたとして、30代男性として新しく始める”大人の趣味”を並べると、「あの時計が欲しい」と...
エッセイ

1年目の答え合わせ

ライフプランをよく考える。24時間365日くらい考えている。目的地はどこに設定したのか、そこへちゃんと向かっているのか、現在地を見失っていないか。最適なゴールも、最適なルートもないことが明らかになってしまった今こそ、手探りで進む。我が家のカ...
エッセイ

お守り

いつから聴いてきたのだろうか。子供の頃、家族と出かけた日曜日の帰り道。夕方の高速道路を走る車内で、流れてくるそれに耳を傾けていた。電波の向こう側では「爆笑問題」が何か面白そうなことを話していたが、何を話していたかは全く覚えていない。ただ一方...