エッセイ 保護者の眼差し 先日、夏祭り風保護者交流会を無事に終えた。甚平を着た子供達が、かき氷やラムネを堪能したり、ボール投げやゲームに参加して大いに楽しんだ。娘の保育園で行っている自主的な保護者活動、と言えば伝わるだろうか。保護者役員の経験をきっかけに、そのまま保... 2025.09.06 エッセイ
エッセイ 趣味という未解決問題 “趣味は何だっけ”問題は定期的に訪れる。5年に1回くらいの頻度だろうか。前々回くらいに「”趣味”という概念で考えてはダメ、”何をしているのが好きか”で考えればよし」と自分の中で結論を出した。そうして解決した事案かと思ったが、また最近ぼんやり... 2025.08.31 エッセイ
エッセイ 言葉を探して神経細胞は発火する しばらく文章を書いていないとすっかり書き方を身体が忘れている。音感がない人間がドレミを気にしたことがないように、言葉を紡ぐことに”いろは”を意識したことはない。そもそも人間の能力に取り扱い説明書もチュートリアルもついていない。酷暑によって各... 2025.08.24 エッセイ
エッセイ 未来を手放す勇気 消化しきれない情報量と厳しい暑さに眩暈を覚える。スマートフォンを握りしめたままでいると、いつのまにかフィルターバブルに閉じ込められて心も体も息ができなくなる。例えば、投票に向けて情報を取りにいくと、途端にリコメンドが全て政治にまつわるものに... 2025.08.20 エッセイ
エッセイ 舞台袖から 2025年2月23日。私は舞台袖に立っていた。目まぐるしく入れ替わる演者を横目に、次の演目でかける曲と舞台を照らす照明の色を何度も何度も確認していた。持参したiPadと音出しアプリを「大舞台」で実践投入するのは初めてで、正しく音が始まるか、... 2025.03.20 エッセイ
エッセイ アウイエー!! 『ピロウズ解散』仕事後に何気なく開いたニュースが目に飛び込んだ。その瞬間はショックよりも辛うじて驚きが勝った。もしミスチルが解散すると発表しても、ここまで驚かない気がする。なんて比較しようのない事象を想像することで、ライブに行けなかった後悔... 2025.02.02 エッセイ
エッセイ 一期一会 「一期一会です。」リハビリを担当している小学生の姿勢をチェックして、背骨がまっすぐに伸びているかを確認していると、その彼女が淡々と答えた。アイドリングもクッションもない間で、大人の質問に的確に応答してくれる。しっかりした小学生を目の前にして... 2025.01.12 エッセイ
エッセイ グルグル走る 健康のために走る。1秒でも速く走りたいとか、1kmでも遠くまで走りたいとか思わない。心拍数をただ上げて、健康のために体に負荷を与えることが目的だ。運動効果は絶大だ。と言えてしまえるほど、便利な生活に甘やかされている。その上で「人をダメにする... 2025.01.05 エッセイ
エッセイ ラストマイル 小包を抱えて郵便局へ向かう。友人への出産祝いを詰めるために用意した段ボールは真っさらで、どちらが上でどちらが下か分からなくなるので気をつけなくてはならない。気に入ったものがギフトセットとしてネット販売していたのを見つけたが、現在では入荷待ち... 2024.12.10 エッセイ
エッセイ ベクトルを 「22時に就寝して、5時に起きればいい。」健康に配慮した睡眠時間と、家族に配慮した朝活時間を確保するために完璧な計画を立てる。しかし、気合いが入りすぎるのか、いつも深夜1時や2時に目が覚めてしまう。1時間ごとに枕元で時計を確認しては、まだ早... 2024.12.01 エッセイ