エッセイ お守り いつから聴いてきたのだろうか。子供の頃、家族と出かけた日曜日の帰り道。夕方の高速道路を走る車内で、流れてくるそれに耳を傾けていた。電波の向こう側では「爆笑問題」が何か面白そうなことを話していたが、何を話していたかは全く覚えていない。ただ一方... 2024.03.29 エッセイ
エッセイ 出来ることから 2024年。今一度、自分に出来ること、やるべきことを確認する。目を背けたくなる程の悲しい出来事に対して、個人に出来ることは限られている。限られてるからこそ、大きな出来事をどうにか受け止めて、そして小さくも個人に出来る行動に繋げていくことが大... 2024.01.18 エッセイ
エッセイ 滑走路を走るあの飛行機のように なんとなく保育園生活は親子にとっての日々をイメージするが、小学校生活はもう完全に子供のものであるという認識がある。少しずつ手を離していく。少しずつ手が離れていく。数ヶ月前に青葉混じる桜を一緒に見た息子が、もうすぐ小学生になる。それが未だに信... 2023.12.06 エッセイ
エッセイ イズムを燃やして 先月、イズムを探した講演が終わった。よく知る仲間や、お世話になった恩師、そして初めて見る後輩達に見守られながら、理学療法士としてありふれたキャリアを振り返った。"立派な理学療法士になりたい"あの日交わした約束はどれほど近く、はたまたどれほど... 2023.11.13 エッセイ
エッセイ イズム 〜その時を待ちわびて編〜 私達の存在が誰かにとっての希望となり、灯りとなり、その足元を照らせるように。そのために学び、教え、繋がり、受け継いでいく。私のGPSナビには星野源とオードリー若林がいて、いつも私に現在地と行先を示してくれる(ナビゆえ支障が出ることもしばしば... 2023.11.10 エッセイ
エッセイ イズム 〜友達編〜 友達とはたらく未来を想像したことがあるだろうか。少なくとも私はない。しかし、事実は小説よりも奇なり。私は今現在、友達と働いている。大学時代に友人と初日の出をよく見に行った。と言っても実際は数回だが、よく行った気がする。レンタカーを借りて、大... 2023.11.10 エッセイ
エッセイ イズム 〜師匠編〜 今日日、師匠なんて単語を会話の中で使う人はいないが、とどのつまりメンターのことで、最近の迷える子羊を導く系の本には「メンターを持て!!」と堂々と書かれている。技術職だから"メンター"というよりは"マスター"か、と思うが、やっぱり"師匠"の方... 2023.11.08 エッセイ
エッセイ イズム 〜臨床最前線編〜 実習でお世話になったK先生のことを少し話そう。渡航先として九州へ渡った私を指導してくれたK先生は当時既に、県士会会長という肩書きもありながら、病院のリハビリテーション科をまとめ、休日には勉強会を開催し、そして何より患者さんに好かれ、寄り添う... 2023.11.07 エッセイ
エッセイ イズム 〜新人時代編〜 2011年の4月に理学療法士になった。理学療法士として歩み始めたあの頃を思い出す。同期はいなかったが、先輩に恵まれた環境で、仕事だけでなく、社会人としての基本も学んだスタート地点である。講演会で自分の過去について語るため、新人時代に書いてい... 2023.11.06 エッセイ
エッセイ イズム 〜教授の最終講義編〜 知のバトンを落とさぬように握り締めたい。映画主題のような荘厳さがある。モニター越しにそう思いを馳せてしまうのはM先生だからこそである。学部時代から大学院までお世話になったM先生の最終講義を先月、拝見した。授業資料を見返せば見返す程、教えて頂... 2023.10.24 エッセイ