エッセイ

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先輩風3

久しぶりに後輩夫婦に会った。そういえば後輩との飲み会における先輩の振る舞いについて、反省ノートよろしく、反省エッセイを残したなと読み返してみたら、まずは時の早さにおののいた。そうだ、初めて「正しい先輩風の吹かせ方」の難しさを認識したのはコロ...
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炎天の昼下がり、その隙間で

台風が過ぎてもなお、電車も街もまだまだ人数が少ないことから、世間の夏休みは継続中であることが窺える。何事もなく仕事を終えた、土曜日の昼下がり。穏やかな気持ちを蒸発させるほどの強い日差しから身を隠す様に日陰をたどり、近くの本屋へと逃げ込む。地...
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デザインの芽と眼

いつまでも慣れない暑さの中、いつまでも慣れない表参道を歩いた。非日常的すぎて馴染めない街の中にあるギャラリーへ。デザインを学ぶ知り合いが作品を展示したので、それを見届けてきた。進路を見てきた立場としては「授業参観の親心」と言ったら怒られるだ...
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ミーム(MEME)

しばらく運動していないと身体が鈍る様に、言葉も定期的に吐き出していかないと頭が鈍り、思考が腐っていく様な気がする。時には簡単に口にせずに発酵させた方がいいこともあるが、さりとて珍味ができあがる可能性が高い。まぁ酒の肴にはなり得るかもしれない...
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Blues Drive Monster / Radio Monster

ラジオがやりたい。ここ数年ずっと思っている。”ラジオリスナー”じゃなくて、”ラジオパーソナリティー”の方を。ほんの少しだけ自由に使えるお金と時間を手に入れたとして、30代男性として新しく始める”大人の趣味”を並べると、「あの時計が欲しい」と...
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1年目の答え合わせ

ライフプランをよく考える。24時間365日くらい考えている。目的地はどこに設定したのか、そこへちゃんと向かっているのか、現在地を見失っていないか。最適なゴールも、最適なルートもないことが明らかになってしまった今こそ、手探りで進む。我が家のカ...
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お守り

いつから聴いてきたのだろうか。子供の頃、家族と出かけた日曜日の帰り道。夕方の高速道路を走る車内で、流れてくるそれに耳を傾けていた。電波の向こう側では「爆笑問題」が何か面白そうなことを話していたが、何を話していたかは全く覚えていない。ただ一方...
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出来ることから

2024年。今一度、自分に出来ること、やるべきことを確認する。目を背けたくなる程の悲しい出来事に対して、個人に出来ることは限られている。限られてるからこそ、大きな出来事をどうにか受け止めて、そして小さくも個人に出来る行動に繋げていくことが大...
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滑走路を走るあの飛行機のように

なんとなく保育園生活は親子にとっての日々をイメージするが、小学校生活はもう完全に子供のものであるという認識がある。少しずつ手を離していく。少しずつ手が離れていく。数ヶ月前に青葉混じる桜を一緒に見た息子が、もうすぐ小学生になる。それが未だに信...
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イズムを燃やして

先月、イズムを探した講演が終わった。よく知る仲間や、お世話になった恩師、そして初めて見る後輩達に見守られながら、理学療法士としてありふれたキャリアを振り返った。"立派な理学療法士になりたい"あの日交わした約束はどれほど近く、はたまたどれほど...