エッセイ

イズム 〜生まれた日編〜

また1つ歳を重ねる。「年齢は単なる記号ですよ。」と患者さんと話すものの、誕生日は自分を見つめ直す良い機会だと思う。年々、自分の誕生日に対して無頓着になる私に、「誕生日は歳をとって大人になる日ではなく、産まれてきた日だから何歳になってもめでた...
エッセイ

イズムを探して

来たる10月28日に、縁あって講演をさせていただくことになった。理学療法士になるために学んだ母校で開催される、記念すべき第1回目の卒業生学術交流会でだ。経験年数は気づけば10年を超えている。この仕事の平均年齢のせいか、病院という限られた世界...
エッセイ

夏を跨ぐ

「真夏のピークが去った」と、毎年この時期になるとラジオから聴こえてくる。一方で、今年はまだまだ暑い日が続くという天気予報を、患者さんから教えてもらいうんざりする。ただただ暑い日が続くと、それだけで体力も思考力も行動力も削り取られていく。暑さ...
活動報告

プロジェクト「東京運動制御ラボ」

臨床と、研究と、地域を結びつけるために。身体も、生活も、人生も、自分らしく“自由に動く”ために。プロジェクト「東京運動制御ラボ」始動しました。現時点での主な活動は…地域市民、インストラクターに向けた健康講座や個別運動指導、インソール調整運動...
エッセイ

継がぬ道と繋ぐ意志

研究室からの帰り道。深夜ラジオを聴いて、熱った頭と気持ちをクールダウンするのが好きだった。何度目の”今年こそは”を、今年こそ乗り越えるために、研究室に足を運んだ。「ご無沙汰しております」は数ヶ月以上会っていない相手に使うらしい。院生時代の習...
エッセイ

たりないふたり

これは、ふたりの物語。何者かになりたくて、でも何者になればいいかわからない。だが「こっから」と、もがき続ける、ふたりの本当の物語。しかし断っておくが、友情物語ではないし、サクセスストーリーでもない。そして、ほとんどの人において、まったく参考...
エッセイ

僕らは地域の担い手

昔から「地域」についてぼんやりと考えている。それは「コミュニティ」ともいえて、オンラインサロンが流行るもっと前から、私の中では無視できないテーマになっている。改めて記憶を辿ると、学生時代に初めての実習でお世話になったバイザーが、福祉住環境コ...
エッセイ

白紙があれば

白い紙を机に広げる。好きに描いていいんだよと言われると、その無限の可能性に思考が停止する。「”何でもいい”が1番困る」のは子供の頃からよく知っている。何を描こうか。そもそも私に何が描けるのか。人生が選択の連続だとして、それならば自分で決める...
エッセイ

観葉植物はじめました

唐突に模様替えをしたくなる性分だ。ハードウェアもソフトウェアも。生活習慣も例外ではない。朝起きてから夜眠るまで、何をしようか。整理しては改善点を見つけ、更新する。その周期的な気分転換によって心身の自己満足に至ると、「観葉植物を育てたい」とい...
エッセイ

小さな発明家

息子の創作意欲はいつも爆発している。帰宅するなり手も洗わずにLEGOを触り、父か母に怒られるところまでがお決まりのパターンだ。帰り道で見た車や重機を再現したり、絵本や図鑑に書いてある恐竜をあっという間に甦らせる。0から1に、2次元から3次元...